建設業許可|そろそろ登録したほうが...『建設キャリアアップシステム』【CCUS】

query_builder 2021/11/15
blog:建設業許可
建設キャリアアップシステム

『建設キャリアアップシステム』平成31年4月より本格運用が開始されたシステムです。

何度かご相談を受けましたが、大抵の場合、“面倒くさそうだね” “今はまだいいかな”で話が終わってしまいます。

 

しかし、国土交通省が『令和5年までにはあらゆる工事で完全実施』と言っています。

そろそろ後回しにはできなくなってきました。


目次
1.建設キャリアアップシステムとは
2.メリット
3.能力評価制度
4.利用手続き
5.費用


 

1.建設キャリアアップシステムとは

 

“建設キャリアアップシステムは、技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価、工事の品質向上、現場作業の効率化などにつなげるシステムです。”

建設キャリアアップシステム専用サイト【(一財)建設業振興基金】より引用

CCUSについて

 

Construction Career Up System』の頭文字をとってCCUSとも呼ばれます。


一番流行っている略称は「建キャリ」だと思われます(個人の感想です)。「キャリアアップシステム」は一般的にも使われる用語です。「CCUS」は二酸化炭素の回収・貯留・利用に関する「Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage」の略称としても使われています。建設業の「建」が入った「建キャリ」が最も適した略称ではないでしょうか。


このシステムの具体的な内容は、技能者ひとりひとりに専用のICカード(建設キャリアアップカード)を作成してもらい、保有資格・就業履歴などの情報をシステムに蓄積することです。


現場入場の際にカードリーダーにかざせば、その現場で就業していたことが記録され、電子的に蓄積されていきます。

 

 

2.建設キャリアアップシステムのメリット

 

最大のメリットは、『経験』を証明できることだと思います。


仕事上の経験をアピールする場合、どこに何年勤めた、こんな資格を持っていて、こんな仕事をしていた、そこから“じゃあこんな経験をしてるんだろうな”と推測してもらうしかありません。

 

私の場合、ちょっと数えてみたら、これまで38の建設業者さんと関わってきました。経審受審会社はそのうちの13社です。独立開業前の経験がほとんどですが、そこそこ自信を持っていい数字だと思います(もっとすごい行政書士は大勢いますが)。

 

しかし、「本当にぃ~」と言われても、証明する手段がありません。

この会社とあの会社となんてベラベラしゃべるわけにもいきませんので。

 

経験を証明する手段があるのは、なかなか便利なことだと思います。


その他のメリットについては、

建設キャリアアップシステムのメリット PDF(国土交通省)



3.能力評価制度

 

「建設キャリアアップカード」に記録された保有資格・就業履歴の情報を基に、技能者のレベルが4段階で判定されます。


LEVEL1:初級技能者

LEVEL2:中堅技能者

LEVEL3:職長

LEVEL4:高度なマネジメント能力を有する技能者


ちなみに、カードの色も

ホワイト、ブルー、シルバー、ゴールドと変わっていきます。


レベル判定の手続きは、各能力評価実施団体で審査が実施されます。


職種ごとにレベルアップの条件が違います。ご自身の職種ごとに条件を知っておくと、目標ができていいのではないでしょうか。


国土交通省HP「能力評価制度について」



4.利用手続き

 

元請、下請、技能者で、それぞれ利用手続きが異なります。


元請業者の利用手続き

①事業者登録

②現場の登録

③施工体制の登録

④カードリーダーの設置


下請け業者の利用手続き

①事業者登録

②施工体制の登録


技能者の利用手続き

①技能者情報の登録

②カードの取得

③就業記録の蓄積


建設キャリアアップシステムの利用手順 PDF(国土交通省)



5.費用


巨大なシステムなので、膨大な運営費がかかります。

そのため、登録料・管理者ID利用料・現場利用料がかかります。


資本金の額、法人か一人親方かによって金額が変ります。


建設キャリアアップ専用サイトHP

利用料金(PDF)

 

“現場利用料”はちょっと驚きです。

1回「ピッ」とかざすと10円です。1日に2つの現場に行ったら20円です。

これを管理するには更に運営費がかかります。

う~ん、メリットあるのでしょうか?


費用がかかるほど、メリットとのバランスが気になりますが、経審での評点アップにつながるほか、技能レベルに応じた手当支給、週休2日制推進への利用などが検討されています。


経審での評点アップについては

blog:経営事項審査|CPDと建設キャリアアップシステム




インボイス制度もそうですが、近頃大きな変更が多くて大変ですね。




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