建設業許可|覚えておきたい「附帯工事」

query_builder 2021/07/20
blog:建設業許可
建設業許可 附帯工事

附帯(ふたい):主なものに伴うこと

(引用:学研 現代新国語辞典 改訂第四版:編者 金田一春彦、金田一秀穂)


軽微な工事を除き、許可を受けていない業種の建設工事は請負うことができません。

(「軽微な工事」については⇒参照:許可が必要となるケース


しかし、折角注文を頂けそうなのに、


〇〇建設

「建築一式の許可はあるんですが、電気工事の許可は取ってないんです。申し訳ありませんが、 建設業法違反になるので電気工事の部分はお請けできません」  

お客様

「そうですか、まとめてお任せしたかったんですが…それなら、他をあたります」


となるのは悲しいですよね。


そんなときのために認められているのが「附帯工事」です。


建設業法第4条(附帯工事)

建設業者は、許可を受けた建設業に係る建設工事を請け負う場合においては、当該建設工事に附帯する他の建設業に係る建設工事を請け負うことができる


メインとなる本体工事に附帯する工事については、許可が無くても請負うことができます。

ただし、無条件に施工までやっていいわけではないという点にはお気をつけください。

また、本体工事と附帯工事の関係も重要です。


附帯工事を施工する方法

①主任技術者を配置して自ら施工する

②当該業種の許可業者に下請けに出す

※①の場合の「主任技術者」とは当該附帯工事に関する資格を持った技術者のことです。


本体工事と附帯工事に必要な関連性

附帯というからには、全く関連のない工事は附帯工事に該当しません。

附帯工事になるか否かは以下のような基準で判断されます。

①一連の工事又は一体の工事として施工する他の工事

②本体工事を施工した結果、発生した工事又は本体工事を施工するにあたり必要な他の工事

※「総合的な企画、指導、調整」という一式工事の性質上、一式工事は他の工事の附帯工事にはなりません。

※附帯工事の請負金額が本体工事の請負金額を上回らないことも、一つの目安になります。


微妙な判断になる場合もありますので、下記のガイドラインも参考にしてください。


『建設業許可事務ガイドライン』(令和3年1月1から適用版)より

 附帯工事とは、主たる建設工事を施工するために必要を生じた他の従たる建設工事又は主たる建設工事の施工により必要を生じた他の従たる建設工事であって、それ自体が独立の使用目的に供されるものではないものをいう。  
 附帯工事の具体的な判断に当たっては、建設工事の注文者の利便、建設工事の請負契約の慣行等を基準とし、当該建設工事の準備、実施、仕上げ等に当たり一連又は一体の工事として施工することが必要又は相当と認められるか否かを総合的に検討する。


附帯工事に関する知識があれば、折角の注文を断らずに済みます。

ただし、何でもかんでも附帯工事にしてしまうのは、建設業法違反です。


建設業許可|附帯工事|茨城県稲敷郡阿見町 金田一行政書士事務所

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