経営事項審査|経審の有効期間は、なぜ“1年7カ月”なのか。

query_builder 2021/10/10
blog:経営事項審査(経審)
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経審の有効期間は「1年7カ月」です。

1年でも2年でもなく中途半端な有効期間ですが、これには理由があります。


経審を受けるためには、ある程度の準備期間が必要だからです。

そのために「プラス7カ月」が設定されています。  


“うまく時期をずらせば、毎年受ける必要ないんじゃないか?”


 そう思うかもしれませんが、それは無理です。毎年1回受ける必要があります。      


目次
1.“審査基準日”から1年7カ月
2.なぜ1年7カ月なのか
3.1年7カ月もあれば“うっかり失効”しない?
4.入札手続きでは十分な有効期間が必要



1.“審査基準日”から1年7カ月 


審査基準日とは、直前の決算期のことです。

審査基準日から1年7カ月が『総合評定値通知書』(以下、結果通知)の有効期間です。  


“前回経審を受けた日から~”ではありません。お間違えのないようお願いします。  


経審の有効期間


決算期は固定されているので“うまく時期をずらす”ことはできません。

そのため、毎年1回受けることになります。



2.なぜ1年7カ月か  


決算期を迎えた直後では、経審を受けることはできません。


①決算書が作成され、②決算期から4カ月以内に決算変更届を提出し、③経営分析を受け、④経審の予約(対面審査の場合)をして、それでやっと受審することができます。  


もちろん経審の必要書類を準備するのも時間がかかります。  

審査基準日(決算期)から『1年』では不可能です。  



では、『前回受けてから1年』ではどうでしょう。  


前回よりも早い時期に受けないと「前回受けてから1年」をオーバーします。

したがって、受審時期が年々早まっていきます。いつか限界が来るのは明らかです。  


固定された時期、すなわち決算期を基準にせざるを得ません。    



3.1年7カ月もあれば“うっかり失効”しない?  


たとえば9月30日決算の場合、翌年の4月30日で期限切れになります。  


11月中旬に税理士さんから決算書受け取ったとすると、忙しい年末が目前です。

経審の準備は後回しに...


年が明けると、1月~2月は入札参加資格申請書の提出で忙しくなります。


そして、3月上旬に慌てて経審を受けることに。


結果通知が届くまでには、郵送申請から1ヵ月半ほどかかります(対面審査は約1ヵ月)。3月上旬に受審したなら、4月下旬には新しい結果通知が届くと思います。


もう少し遅れたら、有効な結果通知が手元にない空白期間ができるところです。危ない。


 9月決算に限らず、繁忙期などの事情で同じ状況になることはあり得ます。  

しかも、これでは間に合ってないかもしれません。  




4.入札手続きでは十分な有効期間が必要。


先の例で、4月中旬に入札の手続きがあり、その際に結果通知を提出する必要がある場合、手元にあるのは期限切れ寸前結果通知書です。  


まだ有効期限内ですが、工事を着手する頃には完全に期限切れです。  

これでは受け付けてもらえない可能性があります。

(取扱いは自治体ごと、手続きごとに異なります)  


入札手続きは公正さが重視されます。“融通をきかせてもらう”ことは期待できません。  


『先日経審を受けたので、数日中には新しい結果通知が届きます。』

完了票ならあります』   


それが通用するとは限りません。


準備をテキパキ進め、余裕をもって受審してください。    




マイペースな方には、こちらの記事もお勧めです。

blog:許可の有効期間(うっかり失効)



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